脂漏生皮膚炎を本気で治したいならこれら27項目を徹底せよ

青空とサラリーマン

脂漏生皮膚炎を本気で治したいと考えている方に向け、今回は、脂漏生皮膚炎の患者が日常生活の中で徹底するべきことをすべてまとめてみました。

(「脂漏生皮膚炎がよくわからない」「理解が曖昧だ」という方はこちらへ)

脂漏生皮膚炎は慢性化・再発しやすい病気です。「治ってくれたらいいな」くらいの感覚で対策を行っても、完治させることはできません。治したいと思うのであれば、本気で対策をしていく必要があります。当記事のタイトルを「本気で完治させたい〜」としたのは、本気で治したいと考えている方にこそ、この記事を読んでもらいたいからです。

これから紹介する項目は27個にも及ぶので、すべてを徹底するのは難しいと思います。ただ、徹底できる数が多ければ多いほど、脂漏生皮膚炎を治せる確率は高くなります。ぜひ挑戦してみてください。

1. 脂漏生皮膚炎と医療機関

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1-1. 定期的に皮膚科に出向き・医師の指示を受ける

脂漏生皮膚炎患者が行くべき医療機関は、皮膚科です。

脂漏生皮膚炎に関する情報はネットを探せばいくらでも集まりますが、自分で症状の進行度を図ることはできません。進行度がわからなければ、その時点において、どのような対策が最適かを判断することはできません。

実際に医師と話す中で、ネットで情報を漁るだけでは不明瞭だった部分が解消される場合もあります。

また、すでに皮膚科へ行って診断を受けたという方でも、定期的に医師の診断を受けていれば、自分が行っている対策が症状に効いているのかどうかを確認することもできます。

1-2. 症状がひどければステロイド剤で緩和

皮膚科にて脂漏生皮膚炎と診断を受けると、外用薬か内服薬かのいずれかが処方されます。ステロイド剤は、外用薬です。

ステロイド剤は即効性が高いので、すでに脂漏生皮膚炎がある程度進行してかゆみや痛みが生じている場合でも、すぐに症状を抑えることができます。

ただ、ステロイド剤は頭皮や皮膚への影響が強いため、使用には注意が必要です。慢性的に使うと副作用が生じることがあります。

それに、ステロイド剤の塗布はあくまで対症療法であり、脂漏生皮膚炎を根幹から対策するものではありません。

本当に症状がひどい時に一時的にその症状を緩和するのが、主な使用目的となります。

1-3. ビタミン剤を摂取

皮膚科にて処方される内服薬にビタミン製剤があります。ビタミンは皮脂代謝を正常化し、脂漏生皮膚炎の原因の1つである、皮脂の過剰分泌を抑える役割があります。

ステロイド剤に比べ即効性は下がりますが、こちらは副作用も起こりにくく、脂漏生皮膚炎を根幹から対策することができます。

2. 脂漏生皮膚炎と生活習慣

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2-1. 規則正しい生活リズムを心がける

不規則な生活リズムは頭皮環境の悪化につながります。頭皮環境が悪化すると、常在菌(脂漏生皮膚炎の原因の1つであるマラセチアなど)が増殖しやすくなります。

起床・就寝の時間はなるべく一定させるようにしましょう。サーカディアンリズム(体内時計)の乱れは新陳代謝の精度を下げます。昼夜が逆転するような生活は、可能な限り避けたいものです。

2-2. 十分な睡眠時間を確保する

睡眠時間が短いと、頭皮の抵抗力が下がり、マラセチアが発する脂肪酸に抵抗できなくなります。

頭皮だけでなく、心身の健康のためにも毎日十分な睡眠をとるようにしましょう。

2-3. 爪を立てて頭を掻かない

爪を立てて頭をかくと、頭皮を傷つける原因になります。

頭皮のダメージは脂漏生皮膚炎の症状の悪化につながります。

どうしても痒いときは、爪を立てず指の腹を使って軽く揉んであげてください。かゆみがなかなか治らない場合は、上記したステロイド剤や、下記するフケ・かゆみ対策のシャンプーで対処しましょう。

2-4. ストレスを溜め込まない

過度なストレスも、不規則な生活リズム同様、頭皮環境を悪化させる原因になります。

しかし、ストレス社会とも呼ばれる現代の社会において、ストレスを受けないよう生活するのはなかなか難しいことです。

ストレスを受けるのは仕方がないとして、それを溜め込まずに発散することを意識しましょう。適度なスポーツ、散歩、一人カラオケ、方法は何でも構いませんが、ストレスを解消する方法を何通りか用意しておけると良いでしょう。

2-5. タバコを吸わない

タバコの葉に含まれるニコチンには、血管を収縮させる効果があります。

頭皮の血管が収縮すると、十分な栄養を頭皮に運搬することができなくなり、頭皮の免疫力が下がる原因になります。

喫煙者の方は、タバコの本数を減らす努力を。可能であれば、禁煙を。

当サイトの管理人も以前は喫煙者でしたが、頭皮の健康だけでなく体に生じるさまざまなリスクを考え、タバコを吸うのをやめました。完全にやめるまでに1年近くかかりましたが、やめようという強い意志さえあれば禁煙は不可能なことではないと思います。

2-6. ヘアワックス・ジェルの使用は極力減らす

整髪料は頭皮にとって刺激が強いです。可能な限り使用は避けたいものです。

どうしても使用したい場合は、なるべく、地肌に直接触れないように使いましょう。

2-7. 枕は清潔に保つ

枕できるだけ高い頻度で、寝ているあいだに分泌された汗や脂分が染み込んでいきます。ダニや雑菌が繁殖した枕を使っていると、

2-8. <男性>禁欲は脂漏生皮膚炎にも薄毛にも逆効果

脂漏生皮膚炎は女性よりも男性に多いといわれています。その理由には男性ホルモンの分泌量が関係しているといわれています。

よく、マスターベーション(自慰)が男性ホルモンの分泌を促すと考えている方がいますが、その認識は間違いです。ある学術論文によれば、マスターベーションの前後でテストステロン(男性ホルモンのうち最も高い作用を持つ成分)値を計測しても大きな変動は見られなかったという結果が報告されています。

男性ホルモンは、マスターベーションを行うことよりもそれを我慢することにより増加するといわれています。男性ホルモンが分泌されるのは射精時ではなく、精巣で精子が生成される時です。

禁欲は脂漏生皮膚炎対策のみならず、薄毛対策にも逆効果です。性欲は我慢するより、適度に発散した方が健康的です。

2-9. 紫外線を可能な限り回避

脂漏生皮膚炎を患った頭皮は、基本的に外部からの刺激に対する抵抗力が弱まっています。

紫外線は、外部からの刺激の最たるもの。長く直射日光を浴び続けることは、脂漏生皮膚炎の症状を悪化させる原因につながります。

日差しが強い日は、なるべく直射日光を避けて行動するようにしましょう。帽子を被るのも有効ですが、それにより頭皮が蒸れてしまうと逆効果です。適度な通気性を保てるよう、使い方を工夫してみましょう。

3.脂漏生皮膚炎と食生活

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3-1. 食生活の偏りはさまざまな悪影響を招く

食生活の偏りが、健康とってよくないことは誰でも知っていると思います。

頭皮にとってもそれは同じです。食生活が偏ると、皮脂の分泌量が増えたり、代謝が悪くなったりと、さまざまな悪影響を招く原因になります。

バランスのとれた食事を意識しましょう。

3-2. 脂っこいものを減らす

脂分の多い食生活(コレステロール値の高い食生活)は、皮脂の過剰分泌につながるといわれています。

ただでさえ、「脂」漏生皮膚炎と呼ばれる病気です。脂っこいものが中心の食生活にならないよう、気を付けましょう。

3-3. 刺激物の摂取量を減らす

辛いものなど刺激物を食べると、強いかゆみが出たり、フケが増えたりすることがあります。辛いものが好きという方も多いでしょうが、あまり高頻度で摂取するのは頭皮の健康を考える上で望ましくありません。

意外に思われるかもしれませんが、コーヒーも刺激性の高い食品です。辛いものに比べれば刺激は弱いですが、過剰摂取は避けましょう。

3-4. 炭水化物・砂糖の摂取量を減らす

炭水化物や砂糖は、皮脂の分泌量を増やします。

皮脂の分泌量が増えれば、それを餌とするマラセチアの繁殖・活動が盛んになります。

過度な摂取は控えましょう。

ただ、頭皮によくないからといって減らしすぎるのもよくありません。食生活に偏りが生じるほど炭水化物を抜いてしまうのは逆効果です。

3-5. 食事からのビタミン摂取を意識する

「1-3. ビタミン剤を摂取」でも書きましたが、ビタミンには新陳代謝を正常化し皮脂の過剰分泌を抑える役割があります。これはビタミン剤だけでなく、もちろん食事からも摂取することができます。

ビタミンはAもBもCもさまざまな形で頭皮にとって良い効果をもたらしてくれるので満遍なく摂取していきたいところですが、中でもB6は新陳代謝や肌の健康と関連が深いので、優先して摂取していきたいものです。

ビタミンB6は主に以下の食材に含まれています。

  • マグロ
  • レバー(牛、鳥、豚)
  • 鳥ひき肉
  • 納豆
  • 生ハム
  • アボカド

他にも緑黄色野菜などは、全体的にビタミンを多く含んでいるものが多いので、積極的に摂取していきたいところですね。

4.脂漏生皮膚炎とシャンプー・ドライヤー

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4-1. 整髪料が付いたままの睡眠は厳禁

わざわざ言うまでもないことかもしれませんが、ヘアワックスやジェルがついたまま寝てしまうのは頭皮にとってよくありません。

先に述べた通り、頭皮はどんなに疲れて帰宅しても、ヘアワックスやジェルは最低限落として寝るようにしましょう。

この項目は、当記事で一番徹底してほしいことと言っても過言ではないかもしれませんね。

4-2. 朝シャンを避ける

よく、夜の入浴を朝に持ち込む方がいます。俗に言うところの、朝シャン派です。

特に整髪料をつけていない場合でも、夜、頭を洗わずに寝てしまうのは頭皮にとってよくありません。

その日に蓄積した汚れはその日のうちに落とす。ヘアケアの基本です。

4-3. 1日に何度も洗髪しない

フケが多く出るからといって、1日に何度も頭を洗うのは逆効果。皮脂を必要以上に落としてしまう原因になります。

シャンプーは1日1回が原則です。夏場など汗がたくさん出る時でも、2回以内に抑えておきましょう。

4-4. シャワーの温度を高めすぎない

熱すぎるお湯での洗髪は、頭皮のかゆみや乾燥の原因になります。

洗髪の際の適正温度は38~42度です。低すぎるのも、汚れの落ちが悪くなるのであまりよくありません。

4-5. 洗髪の際に爪を立てない

洗髪の際に爪を立てると、頭皮を傷める原因になります。

頭を洗う際は指の腹を使い、軽くマッサージをするように洗ってみましょう。

じっくり時間をかけて、3分程度を目安に洗うことを心がけてください。

4-6. シャンプーの洗い残しに注意

シャンプーの洗い残しがあると、頭皮が刺激される原因になります。

きちんとお湯で洗い流しましょう。シャンプーで洗髪する時間と同等かそれ以上の時間をかけてしっかり洗い流すことを意識してください。

4-7. ドライヤーで過度に頭を熱しない

お湯と同様、頭皮の過度な加熱はフケや乾燥の原因となります。

ドライヤーの吹き出し口と頭皮のあいだには、適度な距離を保つようにしましょう。

時間はかかってしまいますが、冷風メインで乾かした方が頭皮には優しいです。

4-8. 髪の毛の自然乾燥は厳禁

脂漏生皮膚炎の原因となるマラセチアなどカビ菌や、雑菌は湿気を好みます。髪の毛に湿気をのしたままにしておくのは、それら菌類の増殖を促すことになります。

髪の毛が濡れたまま寝てしまうのは最悪です。頭皮だけでなく、枕にも湿気をもたらすことになり、一晩のうちに枕を不潔にしてしまいます。

髪の毛が完全に乾いたことを確認してから寝るようにしましょう。

4-9. 石油系シャンプーの使用を避ける

市販のシャンプーの中には、脂漏生皮膚炎と相性が悪いものが多く存在します。

その代表格となるのが、石油系シャンプー。容器裏側の成分表示を見た時に「ラウリル硫酸」「ラウレス硫酸」と表記のあるものがこれに当たります。

石油系シャンプーは洗浄力が高く、刺激も強いので、ただでさえ頭皮の抵抗力が低くなっている脂漏生皮膚炎患者にはおすすめできません。なるべく避けるようにしましょう。

4-10. 抗真菌シャンプーを使用する

シャンプーの中には、フケやかゆみ、脂漏生皮膚炎の対策を目的として造られた抗真菌シャンプーというものがあります。脂漏生皮膚炎を本気で治したいというのであれば、可能な限りこれらのシャンプーを使っていきたいものです。

代表的な抗真菌シャンプーとして名前が挙がるのが、持田ヘルスケアという会社の「コラージュフルフル」です。

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フケやかゆみの対策シャンプーとしては、日本で最も長い歴史を持つ製品ですね。現在では改良品の「コラージュフルフルネクスト」が主に流通しています。

コラージュフルフルの詳細については、以下の記事でまとめています。

コラージュフルフルネクストシャンプー すっきりさらさらタイプの成分・効果・ネット通販価格

コラージュフルフルネクストシャンプー うるおうなめらかタイプの成分・効果・ネット通販価格比較

コラージュフルフルには2種類の銘柄がありますが、どちらかと洗浄力が高いのは前者の方です。後者は髪の長い人向けですね。滑りがよくなる成分が含まれています。

当サイト管理人もこの製品を3年近く使っています。これを使えば治る、と断言はできませんが、脂漏生皮膚炎を本気で治したいのであればこれら抗真菌シャンプーを使わない理由はありません。

まとめ

脂漏生皮膚炎の完治にかかる時間は、重症度にもよりますが、顔の場合に2~3週間、頭皮の場合に4~6週間と言われています。

少々長く感じるかもしれませんが、先に述べた通り、脂漏生皮膚炎は慢性化・再発しやすい病気です。この長い機関を、途中で投げ出さず根気強く対策していけるかどうかが、脂漏生皮膚炎を治せるか否かの分かれ目となります。

脂漏生皮膚炎が治るかどうかは、皆さんの取り組み次第です。当記事に書かれたことをすべてを徹底できなくても、意識しながら生活するだけで症状は改善に向かうはずです。

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