フケの出やすさに男女の違いはあるの? その原因と治し方は?

フケに悩む男女

フケは、男性であろうと女性であろうと生じるものです。

しかし、どちらかといと女性より男性のものというイメージが強いと思います。

なぜ、そのようなイメージがついてしまったのか。

当記事では、その理由と原因について触れていきたいと思います。

フケとは何か。その原因について

本題に触れる前に、フケについて簡単に説明します。

フケとは本来、新陳代謝により頭皮の角質細胞が剥がれ落ちたもののことを言います。そのため、フケが出ること自体は悪いことではありません。

ただ、それはあくまで「そのフケが本当に新陳代謝によって所持たものだった場合」の話。フケの中には新陳代謝に関係なく起こるものがあります。

そもそも、フケには大きく分けて2つの種類があります。

  • 乾性フケ
  • 脂性フケ

これを調べる方法は簡単です。自分の頭から出るフケを指で触ってみて、パサパサするようであれば乾性フケ、ベトベトするようであれば脂性フケです。

このうち乾性フケは、先に述べた「新陳代謝の過程で生じるフケ」なので、ほとんど害はありません。

しかし、脂性フケは脂漏性皮膚炎という病気が原因で起こるフケなので、注意が必要です。

脂漏性皮膚炎とは?

脂漏性皮膚炎とは、食生活の乱れやホルモンバランスの乱れなどの理由により皮脂の過剰分泌が起こり、それを餌とするマラセチアというカビが頭皮で増殖、そのはたらきにより生まれた脂肪酸が頭皮を刺激して炎症を起こす病気です。

脂漏性皮膚炎になると、脂性フケがたくさん出るようになります。このフケをただのフケ症によるものだと勘違いしている方はとても多いですが、ただのフケ症は生理現象、脂漏性皮膚炎はれっきとした病気なので、同一視してしまうと危険です。

脂漏性皮膚炎はフケが出るだけでなく、放っておくとか痛み・膿・悪臭・抜け毛などの深刻な症状を引き起こす原因になります。自然治癒はしない病気なので、自らの働きかけが必要になります。
脂漏性皮膚炎についてもっと詳しく知りたいという方は以下の記事を参照してください。

脂漏性皮膚炎とは? (症状・原因・対策について)

「フケ=男性のもの」というイメージが強いのはほとんど脂漏性皮膚炎のせい?

普通のフケは、新陳代謝によるものなので男性にも女性にも等しく生じますが、脂漏性皮膚炎は、女性より男性の方が発症しやすい傾向があります。

脂漏性皮膚炎が男性に多い理由として挙げられるのが、アンドロゲンです。あまり聞きなれない名前かもしれませんが、男性ホルモンといえばわかりやすいでしょう。

アンドロゲンには、皮脂腺を活発化させる働きがあります。皮脂腺が活発化すると皮脂の分泌量が増えるので、脂漏性皮膚炎の直接の原因であるマラセチアが増殖しやすくなります。男性同士で比べてみても、アンドロゲンが少ない人より多い人の方が、脂漏性皮膚炎になりやすい傾向があります。

もちろん、女性もアンドロゲンは分泌しますが、男性に比べればその量はわずかです。「フケ=男性のもの」というイメージが強いのは、脂漏性皮膚炎の存在が大きく関わっていると言えます。

傍目には、フケと脂漏性皮膚炎の区別はつきませんからね。

まとめ

当記事の内容を簡単にまとめると以下の通りになります。

  • ただのフケは新陳代謝によるもの。男女平等に生じる。
  • フケの中には乾性フケと脂性フケがある。
  • 脂性フケの原因となる脂漏性皮膚炎は、男性に多い。
  • 脂漏性皮膚炎の患者人口の男女差が「フケ=男性のもの」というイメージを作る大きな要因になっている。

フケ症は新陳代謝によるもの、脂漏性皮膚炎はカビが作り出す酸によるものなので、有害性の度合いは大きく異なります。

もし、自分の頭から出るフケがベトベトしているようであれば脂漏性皮膚炎の可能性が高いです。放っておくと悪化する可能性があるので、一度皮膚科にて診察を受けてみるといいでしょう。

脂漏性皮膚炎に関する記事は、以下のページにまとめています。

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