乾燥したフケ(乾性フケ)が出る原因8つとその対策法

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フケは大きく、乾性フケと脂性フケの2つに分けることができます。

文字どおり、乾燥したフケと脂っぽいフケですね。

頭を軽く書いた時にパラパラと粉状のフケが落ちる方は、乾性フケである可能性がとても高いです。

この記事では、乾性フケについて書いています。具体的には、乾性フケの主な原因8つと、その対策法です。

まずは自分のフケの原因を明確化。それから、対策していきましょう。

前提の知識

乾燥フケが出る主な原因は、頭皮の乾燥です。

では、頭皮が乾燥する主な原因は何かというと、皮脂の不足です。

皮脂とは、頭の皮脂線という器官から分筆される、脂を含んだ液体(分筆後すぐに固体化する)です。

本来、健康的な頭皮には、適度な皮脂が存在しています。

場合によっては敵視されることも少なくない皮脂ですが、頭皮の水分を維持したり、紫外線から頭皮を守ったりするなど、頭皮の健康のためにかかせないものです。

皮脂が少なくなると、頭皮が水分を維持できなくなり、乾燥し、乾性フケが出ます。

以下に乾性フケの原因として挙げるもののほとんどは、皮脂が不足する原因となるものです。皮脂が増えすぎてしまうのも考えものですが、減りすぎてしまう方がもっとよくありません。

このことを前提知識として入れた上で、以下の項目を読んでみてください。

乾性フケが出る原因8つとその対策法

当記事では、乾性フケが出る原因について、以下の順番でまとめていきます。

  1. 季節
  2. パーマ・カラーリング
  3. シャンプー
  4. 洗髪の方法
  5. 頭の乾かし方
  6. 食生活
  7. ストレス
  8. 本当にフケ?

1.季節

乾燥フケの一番の原因は、なんといっても乾燥です。

秋〜冬は、とくに頭皮が乾燥しやすく、フケの出やすいシーズンとなります。

なぜ、秋から冬にかけて頭皮が乾燥するかというと、理由は2つあります。

1つは、単純に空気が乾燥するからです。湿気の多い夏に比べると、周りの空気が乾燥しているので、頭皮も乾燥しやすくなります。

もう1つは、気温が下がるからです。気温が下がることで、血流が悪くなることで代謝が下がり、皮脂の分泌量が減り、頭皮が乾燥してしまいます。

対策法

空気の乾燥を防ぐために加湿器を設けたり、人口の皮脂である頭皮用ローションなどで皮脂不足を補ってあげると良いでしょう。

2.パーマ・カラーリング

「パーマをかけたらフケが多くなった」「髪の毛を染めたらフケが出るようになった」という話をよく聞きます。

なんとなく想像がつくと思いますが、パーマやカラーリングは、髪の毛を痛ませるだけでなく、頭皮にも大きなダメージを与えます。液の種類にもよりますが、基本的に、高い持続力のある液体の方が、頭皮へのダメージをも大きくなります。

パーマやカラーリングが頭皮に与える影響は人によって様々です。免疫力が高い人はあまり症状もでませんが、人によっては、かゆみや乾燥がひどくなったり、フケも増えたりすることもあります。

対策法

「パーマをかけるな」「髪の毛を染めるな」とまでは言いませんが、既にフケに悩んでいる場合、それらをすることによって生じるリスクついて考える必要があるでしょう。

パーマやカラーリングをすることで出るフケは一時的ですが、長続きするようであれば、他の項目と合わせた対処が必要となります。

3.シャンプーの種類

石油系合成界面活性剤を使用しているシャンプーは、洗浄力が高いので、皮脂を必要以上に取ってしまいます。低刺激のシャンプーを使用しましょう。

対策法

正しいシャンプー選びをするようにしましょう。石鹸系シャンプー、アミノ酸系シャンプーは刺激が弱いので、乾燥肌、敏感肌の方にはオススメです。

シャンプーの裏面の成分表示を見たときに、どのような成分が入っているかで何系のシャンプーかを判断することができます。以下を参考にしてみてください。

「ラウリン硫酸」「ラウレス硫酸」などの「○○硫酸」
⇒石油系シャンプー

「植物名+脂肪」「植物名+油脂」など
⇒石鹸系シャンプー

「ココイル」「ラウロイル」
⇒アミノ酸系シャンプー

また、後述する脂漏性皮膚炎を患っている方は、頭皮への刺激を減らすだけでなくカビの増殖も抑えてくれる、抗真菌剤が含まれたシャンプーなどをおすすめします。

4.洗髪の方法

シャンプーの種類だけでなく、洗髪の方法にも気をくばりましょう。

フケが出るからといって、1日に何度もシャンプーをするのはよくありません。皮脂を必要以上に取る原因になります。

洗髪の際に、爪を立てたり、必要以上にゴシゴシ洗ったりするのも、頭皮に負担がかかるのでやめましょう。

シャンプー後の洗い残しにも注意が必要です。頭皮に洗浄成分が残り続けると、よくありません。しっかりと洗い流すようにしましょう。

対策法

上記の点に気をつけ、洗髪の方法を見直しましょう。

5.頭の乾かし方

入浴後、髪の毛の自然乾燥は控えるようにしましょう。髪を濡らしたままにしておくと、人の頭皮に常在するカビが繁殖する原因になります。湿気がなくなるまで、きちんと乾かしましょう。

また、ドライヤーの仕方にも注意が必要です。吹き出し口を頭に近づけ、至近距離で頭皮を熱し続けるのはよくありません。適度な距離を保ち、吹き出し口を左右に振るようにして緩急をつけながら乾かしましょう。ある程度乾いたら、温度を下げて乾かした方がより負担を減らすことができます。

対策法

上記の点に気をつけ、頭の乾かし方を見直しましょう。

6.食生活

食生活の偏りは頭皮の健康にも影響します。

野菜が嫌いだからといってまったく食べなかったり、揚げ物のような脂っぽいものばかり食べていると、頭皮にトラブルが生じる原因になります。

食べ物から摂取した栄養は、血流に乗って頭皮まで運ばれます。栄養に偏りや不足があると、皮脂の分泌が減ったり、頭皮の免疫力が下がったりします。

特にビタミンAの不足は、皮膚が角質化したり、うろこ状になったり、 粘液の分泌が減ったりする直接の原因になります。ビタミンA過剰摂取は厳禁ですが、不足しているようであればなるべく積極的に摂取していきたいものです。

対策法

規則正しい食生活を送りましょう。栄養の偏りや、食事のリズムの崩れは、頭皮の健康だけでなく体全体の健康にも影響を及ぼします。脂肪分・糖分・その他上記した刺激物などの過剰摂取は控えましょう。なるべく、満遍なく栄養をとっていきたいです。

栄養素の不足は、サプリメントで補ってもいいでしょう。毎日の食事だけで必要な栄養素をすべて摂取するのは、なかなか難しいものです。

7.ストレス

過度のストレスは心身の健康を損ねる原因になります。頭皮も体の一部なので、当然、ストレスが健康に影響します。

具体的には、ストレスによって生じた体の不調が、新陳代謝を低下させ、頭皮への栄養供給を妨げます。頭皮に十分な栄養が供給されなけれないと皮脂が生成されないというのは、既に書いた通りです。ストレスは免疫力にも影響を及ぼします。

対策法

このストレス社会において、ストレスを受けないようにするのは非常に難しいことです。でも、受けたストレスを溜め込まないようにすることはできます。

自分にあったストレス解消法を見つけましょう。運動、娯楽、親しい人の話を聞いてもらう、方法はたくさんあります。

8.本当にフケ?

皆さんは脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)という病気をご存知でしょうか。フケが多く出るため、フケ症とよく間違えられますが、その実態はフケ症よりもはるかに有害なものです。

脂漏性皮膚炎は特定の原因(生活習慣の乱れ・食生活の乱れ)などが原因で皮脂が過剰分泌され、それをエサとする頭のカビが増殖することにより起こります。

初期症状としては、フケが出る・かゆみが出る程度ですが、進行すると、痛みが出る・悪臭する、脱毛する(脂漏性脱毛症)などと症状が悪化していきます。放っておいて治る病気ではないので、悪化を防ぐためには何らかの処置が必要になります。

ただ、脂漏性皮膚炎のフケは、どちらかというと脂性フケです。そのため、本来であれば、乾性フケについてまとめるはずの当記事に書くべきでもはないのですが、脂性フケを乾性フケだと勘違いしている方も少なくないので、ここで触れてみました。

自分の頭から落ちたフケをつまんで指でこすってみて、べっとりした感じがあれば、乾性フケでなく脂性フケです。脂漏性皮膚炎を疑いましょう。

脂漏性皮膚炎は、皮膚科で診断してもらうことができます。薬で処置ができますが、基本的に対処法にしかならないので、生活習慣の見直しが必要になります。

対策法

医者に行き薬をもらうことができますが、先に述べた通り対症療法にすぎません。

脂漏性皮膚炎は、慢性化・再発しやすい病気なのです。薬を使えば一時的に症状を抑えるkとおができますが、生活習慣を整えたりシャンプーを変えたりするなど日頃からの生活を見直さないと、完治させることはできません。生活習慣を見直しましょう。

脂漏性皮膚炎については以下の記事でまとめています。「どんな症状が出るか」などといったことについても触れているので、心当たりのある方は参考にされてください。

脂漏性皮膚炎とは? (症状・原因・対策について)

まとめ

今回は乾性フケについて書いてきました。

乾燥した頭皮は外部からの刺激に弱く、トラブルに直結しやすくなります。頭皮が多少乾燥していても、高い免疫性があればカバーできることが多いのですが、栄養が充分にとれていなかったり、生活習慣に乱れがあったりすると、免疫にも期待できなくなります。

フケ対策は総合的に行うことが望ましいです。もう少しわかりやすくいうと、当記事で挙げた8つの原因のうち何か1つを徹底的に対策するだけでは、あまり意味がないということです。誤フケは心身の健康に大きく左右される症状なので、多方面からの対策が必要になります。

まずはこの記事にまとめたことを意識しながら生活を送ってみましょう。それだけでもだいぶ症状がよくなるはずです。それでもあまり変わらないようであれば、脂漏性皮膚炎を疑ってみてもいいでしょう。

個人的な印象では、フケに悩まれている方のほとんどは、程度の差はあれど、脂漏性皮膚炎を患っています。すぐにその病気かどうかを知りたい方は、皮膚科で一度診察を受けてみるといいでしょう。

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